テキスト・レコーディングで快速生活☆

テキストデータを使って生活を記録する方法を紹介します。

テキストファイルのメリット

 

テキストで情報を記録することには、多くのメリットがあります。

 

1.あらゆるデバイスで使える

テキストファイルはパソコンでもタブレットでもスマホでも使えます。面倒くさくならないので、データがちゃんと蓄積できて、どこかにいってしまうこともありません。

 

2.アプリケーションフリー

テキストファイルが読み書きできるアプリケーションはいくらでもあります。無料のものもたくさんあります。シンプルなものから高機能なものまで、おサイフと技能に合わせて好きなものを選べます。自動処理などを自分の好きなようにカスタマイズできるアプリケーションもあります。

 

3.軽快で高速

テキストファイルはWordやPDFに比べて、圧倒的に軽快です。
テキストファイルはデータ世界のF1です。

検索が速くなると、取り出してはしまう図書館の本のような「記録」ではなく、まるで脳の中にあるかのように「記憶」として使えるようになります。呼び出したい時にすぐ呼び出せるので、チャンスを逃さず取り出せるようになります。

 

4.ストレスが少ない

シンプルなテキストファイルを使うと、ストレスが減ります。重いソフトが立ち上がるのを10秒も待つ必要ありません。編集中に、望まない整形や変換を勝手にされることもありません。「頼んでないよ!」と独り言を言ってしまったことは誰にでもあるのではないでしょうか。書きたいことに集中して、必要な情報だけをすばやく残すことができます。

 

5.凝れないから無駄な時間を使わない

私たちは作ったデータの形を整えることに、思いのほか時間を費やしがちです。Excelだと罫線を整えたり、セルの幅を整えたり、タイトルを太字にしたくなります。それが楽しみのひとつでもあります。でも人に見せるものでない限り、実はこのような作業には意味がありません。「きれいに整えたい」という衝動にとらわれて時間を無駄にしているのです。テキストファイルでは最初からそのようなことはできません。だから凝りようがなく、中身の編集に集中できます。

 

6. 余計な手間をとらせない-

テキストファイルは、文字以外の情報を持っていません。だからコピーしてメールや他のアプリケーションに貼り付けても、変な影響を与えません。Wordの文章をコピーしてメールに貼り付けると、そこだけ文字の大きさや色が変わってしまい、困ったことがないでしょうか。これはWordからコピーをした時に、文字の大きさや色やフォントの種類といった書式情報が一緒にコピーされ、貼り付けた時に「ねばねばと」くっついてきてしまうためです。テキストファイルには最初から文字の装飾情報は入っていないので、このようなトラブルを起こすことがありません。

テキストファイルが装飾情報を持たないことを利用して、Wordからコピーしたデータの余計な書式を落とすことができます。WordやExcelからコピーした文字をいったんテキストファイルに貼り付け、これを再度コピーして他のアプリケーションに貼り付けます。こうすると文字だけが貼りつけられ、余計な文字装飾は入ってきません。私はこれを「フォント・ロンダリング」と呼んでいます。

 

7. 財布にやさしい

テキストの編集には、お金もかかりません。Windowsなら最初から入っている「メモ帳」でできます。「Sakura Editor」や「EmEditor」のような無料のソフトを入れれば、十分に能率が上がります。数千円のエディタを買えば、最高の環境がつくれます。私はWindowsでは「WZ Editor」、Androidでは「Jota+」を使っています。(ともに有料)Linuxならば「LeafPad」が簡単です。

 

8. データが一生使える

一生使うデータは、長持ちする形式で記録したいもの。一番安心なのは、やっぱり紙です。でも紙は燃えたり、濡れたり、しわになったりしてしまいます。デジタルデータの方が安全です。しかしデジタルデータの形式はときどき変わるので、作ったデータが後で読めなくなる危険性があります。

 

Windows 7」が発売された頃、図書館で資料として使われていたマルチメディアCD-ROMが読めなくなる問題が起きました。PCのOSがWindows7に変わり、再生するアプリケーションが動かなくなってしまったからです。

最新の技術を駆使したデータほど、寿命は短くなります。多彩な装飾ができるデータほど、寿命は短くなります。データに盛り込める機能とデータの寿命は、反比例の関係にあります。

 

私は1990年代に会社でPCを使ってたくさんの文書を作りましたが、途中でワープロソフトが「P1-EXE」「一太郎」「Word」と次々に変わり、そのたびにデータの作り直しをしていました。保存しておいたデータも、何年か経つと、いつの間にか読めなくなっていました。

アプリケーションが変わるたびにデータ変換をしておかないと、互換性の鎖が切れてしまいます。10年前のファイルをいきなり開いても読めないのです。今は企業ではMicrosoftの「Word」「Excel」「Powerpoint」がほぼ標準になっていますが、データの永続性は保証されていません。バージョンアップされるとファイル形式も変わります。これらのファイルは、10年後には読めなくなっているかもしれません。だから、長期にわたる資料の保存が必要な官公庁は、紙での記録にこだわるのでしょう。公式な記録形式としてPDFが認められていますが、近い将来、長く保存するためのデジタルデータは、画像形式で保存されるようになると私は予想しています。画像ならば専用アプリケーションがなくても読めるし、画像からデータを読み取る技術がもっと発達すれば、人間が読み取るのと変わらない精度でデータを取り出すことができるからです。

 

最近はEvernoteGoogleドライブといったクラウドサービスを使って情報を蓄積している人も多いと思います。私もEvernoteは使っています。しかしWebサービスデータ形式はWordやExcelよりもさらに不安定で、めまぐるしく変わります。他のサービスへ移れないように囲い込まれる可能性も高いです。サービスを提供している企業は多くのユーザーを確保することを目指しているので、必然的にそうなります。変わらないフォーマットのテキストファイルを使っていれば、このような心配はしなくてすみます。

 

テキストファイルは最もシンプルなデータ形式であり、ほとんど永久に使えます。過去に書きためた日記が、いつの間にか読めなくなっていたら悲しいですよね。
データの寿命は意外に短いもの。安心して記録できる形式はテキストです。私はPCが普及する前にワープロ専用機を使っていた時からテキストファイルでデータを保存していました。おかげで今でもそのデータを使えています。

 

9. ウイルスがつかない

テキストファイルは安全です。テキストファイルに寄生するコンピュータウイルスは発見されたことがありません。テキストファイルに見せかけた偽装をしているファイルはありますが、拡張子を表示していれば見分けられます。WordやExcelのようにファイルに作成者の名前が組み込まれることもないので、匿名性も保たれます。

 

10. さがしやすい

テキストファイルは検索速度が非常に速いです。一瞬で検索ができます。
複数のファイルをまとめて検索することもできます。

 

11.コピペしやすい

とりあえず書いておけば、他のテキストファイルへ転記が容易です。
異なるアプリケーション間よりも速くできます。